Commelina　cyanea  コメリナ　キアネア

全体像１	全体像２	１つの苞葉に２個の花 が咲いている。上の花 が直立花柄の花（雄花） 手前の花は横臥の花柄 の花*（ 両性花）。
直立する花柄には めしべを欠いた雄花 が付くことが多い。 　この花も雄花。	直立する花柄の花。 雄花。	横になる花柄に咲く花 （両性花：めしべが見え ている）。
この種では直立する 花柄には毛が生えて いない。	果実。先が尖り、上側が平 らで下側が丸い。上側に ４個**、下側に１個***の 種子ができる。	種子。左側が１個***のみ の種子。右側の２個は ４個**の種子のうちの ２個。

*　Commelinaの仲間のツユクサは、二枚貝のようなに折りたたまれた葉（苞葉）のなかに

つぼみができる。つぼみは２種類の花柄につく。直立する花柄と横に寝た花柄である。直立

した花柄には普通、花がつかないかついても１個で、雄花であることが多い。横

に寝た花柄には２〜３個のつぼみがつき、数日おきに１個づつ花が咲く。

**　この種では成熟した果実は２つに裂ける。写真の上側の部分は２部屋に縦に分かれていて

各部屋に２個づつ計４個の種子ができる。

***　下側の部分は１部屋だけで、中にやや大きい種子が１個できる。この種子は、外す

のが大変なくらい果皮にしっかり包まれている。４個の種子は地表に容易に落ちるが、

この種子は、苞葉内に留まり植物本体が枯れるときに一緒に地面に落ちるものと思われる。

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