アネイレマエキノクティアレ Aneilema aequinoctiale

アネイレマ　エキノクティアレ　Aneilema aequinoctiale

　分けていただいたアネイレマ　エキノクティアレにつぼみがつき花が咲きました。松永さんありがとうございました。

茎や葉、特に葉鞘に毛が生えていて、マジックテープに触ったような感触です。タイのチェンマイの林中に生えていた

ツユクサによく似た感触でした。チェンマイのツユクサは高さが１ｍぐらいあり、茎も太く葉も大きかったですが、あれも

アネイレマの仲間だったのかもしれません。

高さ50ｃｍぐらい

モザンビーク原産

密錐花序

花柄が分かれるところに苞葉（↑襟状）

がつく。　花が終わった後も宿存する。


花。　ガクはやや硬い。　花径は約２ｃｍ。	花の拡大。　ガク３枚。　花弁３枚。

おしべ、仮おしべ、めしべ	おしべ（１,２,）　仮おしべ（３，４，５，　６？）おしべの花糸には葯に近い部分に毛が生えている。３，４，６の花糸は１，２，５に比べ細い。


おしべ（１，２）。	おしべ：表　花粉が見える。	おしべ：裏

おしべ（１，２）の花糸の毛。　曲がっている。	仮おしべかおしべか不明（６）。→	花粉のようなものが見える。

仮おしべ（３，４）：表と裏。　花粉はない。	仮おしべ（５）：表。　花粉はない。	仮おしべ(５):裏。

めしべ。　　花柱が長い。　花柱は湾曲している。	柱頭。	子房の表面に短い毛が生えている。

1本の花梗当たり1～2個の果実が出来ると、その後その花梗では上の画像のようにめしべの無い（退化した）雄花が咲く。	果実。　矢印↑は稔らずに落ちた雄花。	成熟した果実。

成熟した果実。	反対側から見た果実。	２裂した果皮。中に5個の種子ができていた。その内の種子2個。

残りの3個の種子。	種子。中央に胎座に付いていた部分が筋になって見える。エンブリオテガが見える（→）。	片側の果皮に5個の種子の入っていた痕が残っている。

もう一方の果皮には大きな種子が入った部屋がある。	この大きな種子のまわりの果皮は剥がし難い。矢印（→）の果皮の下にエンブリオテガがある。	反対側から見た大きな種子。