越年ツユクサ(Commelina communis)

  ツユクサ（ Commelina communis) は日本では１年草扱いです。温室内で管理しても、冬になると

枯れていました。しかし今年（２０１６年）は条件が合ったせいかツユクサの花や果実を４月に見ること

ができましたので紹介します。4月初めごろ、野外ではツユクサはやっと芽生えが見られる程度です。

　さらに観察を続けたところ、今年芽生えたツユクサが花を咲かせ始めた６月に、この越年ツユクサは

種子を作り終えそろそろ終盤を迎える姿になってきました。季節環境はツユクサの生育にベストであるのに、

枯れていくということは、ツユクサの寿命が１年であることがインプットされていると考えらえられます。

やはり「ツユクサは１年草である。」と言えそうです。

2016/4/10　 温室内に咲いたツユクサの花	手前の苞葉の中には果実が１個できていた	矢印→の先は苞葉

2016/4/11 ツユクサの草丈：　26cmほど	矢印→　根元の茎は細く、硬い	苞葉の中の果実　*

2016/5/7 種子ができていた　＊右上画像の果実由来と思われる

2016/6/8 越年したが、そろそろ終盤の草姿のツユクサ

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