Tradescantia sp.

園芸品種名：Tradescantia purple plush(Hort)

　　　　　　　　トラデスカンティア　パープル　プラッシュ（ホルト）

　園芸品種名は付いていますが、今のところ学名は分かりません。葉の大きさは長さ5cm、巾3cmぐらいになり

ますが茎の先の方になるに従い小さくなります。葉に毛が生えています。特に葉鞘（葉の基部が鞘になり茎を

抱いている部分）に毛が密生しています。花梗＊やガクには毛の先端が丸い腺毛が生えています。まためしべの

子房の上部にも腺毛が見られました。　

　

＊　花序が複数の花からなる場合、これらを支持する共通の柄をいう。花序が分枝すれば二次、

　　三次の花梗が認められ、最終的には花柄に続く　：　植物用語事典から

茎の頂端から花梗をのばす。

　

葉全体、特に葉鞘に柔らかな毛が

生えている。

おしべ6本。おしべの花糸の基部

から白毛が出ている。

開いたばかりの花。葯の花粉は

まだ出ていない。

 開いた花。花粉袋は開き花粉は

葯の外に出る。

 花の中央にめしべが見える。

おしべよりやや短い。

 花糸の基部から出て

いる白毛は数珠状。

 めしべ。子房の上部に腺毛が生え

ている。

めしべの柱頭

　

若い果実

　

子房の上部の腺毛がよく見える。

　

花梗やつぼみの表面（ガク）に

腺毛が生えている。

各花柄のつけねには小苞があ

る。小苞にも腺毛が生えている。

 種子。　1果実あたり６個の種子が

できる。エンブリオテガ*が見える。

 種子のエンブリオテガのある面の

裏側の面。　小さな凹みがある。

　＊エンブリオテガ：種子の表面に見える乳状突起。　ツユクサ科の特徴の１つ。　この部分がマンホールの

　　　蓋のようにはずれて発芽が起こります。

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