道端の野草　5

 道端で見かけたトウダイグサを紹介します。これらトウダイグサは苞葉と椀状の総苞に包まれた

椀状花序（杯状花序）で、中心に１個の雌花、周辺に複数の雄花があります。花序が１つの花のよ

うにみえるので偽花とみなされます。

1 ユーフォルビア　（トウダイグサの仲間）

Euphorbia sp.

高さ60cmぐらい。葉は細長い。

 黄色の苞葉が美しい。花序の下に放射状にでている

托葉が見える。　托葉も黄色く美しい。
若い花序。めしべの先（柱頭と

花柱）が見える。

 ハート型の４枚の腺があり、中から

おしべとめしべ（果実になっている）が

でている。

 めしべの先（柱頭と花柱）の部分は

長い。

　

2 ジェラルトン　カーネーションウィード

　

ジェラルトン　カーネーションウィード

Euphorbia terracina

(Geraldton Carnation Weed)

高さ５〜50cm。茎が赤い。

 茎の頂に５枚の托葉が放射状に

つき、その上に５個の花序がついて

いる。

　

苞葉の先はとがっている。４枚の腺

に各２本の「つの」状の突起がある。

　

　
茎の頂にある放射状にでている５枚

の托葉より下側の葉は細長い。

 托葉より上には椀状花序が数段

重なることがある。

 めしべの先（柱頭と花柱）はこの種

でも長い。

　

3 ペティ　スパージ

　

ペティ　スパージ

Euphorbia peplus

(Petty Spurge)

高さ40cmぐらい。ヨーロッパ、

アジア原産。

 葉は2cmぐらいで丸い。

　

　

　

　

 苞葉も丸く、葉に似ている。

　

　

　

　
４枚の腺には２本ずつの「つの」が

ある。中心におしべの花粉が見え

ている。

 ふくらんだ子房（果実）の先（柱頭と

花柱）は短い。

　

 果実には翼が見られる。

　

　

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