デコリサンドラペンデュラ Dichorisandra pendula

ディコリサンドラ　ペンデュラ　Dichorisandra pendula　（ブルーペンダント　ジンジャー）

ブラジル原産の多年生ツユクサです。高さは30ｃｍほど。葉の形は笹に似ていて、長さ14，15ｃｍ巾4ｃｍほどに

なります。茎は深緑～赤紫色で葉の基部、葉鞘の先端部分には軟らかな白い毛が生えています。茎の頂に花序が

付きます。花梗は茎より細く赤紫色で短い白い毛が生えています。半日陰で湿気のある場所を好むようです。

　8月中旬頃花序が上がってきました。花径は3～3.5ｃｍ、花弁の色は青みがかった薄紫色です。花序は垂れる形

になるので、ブルーペンダント　ジンジャーと呼ばれています。

　花きセンターの白石様、ご指導ありがとうございました。


茎も30ｃｍぐらいになると、垂れてくる。	各花序に細い苞葉が付く（↓）。つぼみの基部にも小苞が付く（↓）。これらの苞はやがて枯れ、小苞は外れてしまう。	開花直前のつぼみ。　ガク3枚、花弁 3枚。　夜中にこの状態になり、明け方開花する。4，5時間後花弁は溶けずに端から内側に丸まる。

花序。	花径3～3.5ｃｍ。花弁は下側に見える1枚の巾がやや広い。	めしべ1本。　おしべ5本に見える。

めしべもおしべも同じ側に向いている（花梗がある側）。	よく見ると、おしべの向きは少しずつ違うし、6本目の極小のおしべが見える（←）。	極小おしべの拡大。

めしべとおしべをばらした。	左の画像の両端のおしべの花糸がややねじれて見える。	葯室は2つあり、各葯室には裂け目が見える。

葯の先端に花粉の出る孔がある。	2つの葯室を切り分けると、葯の裂け目から白い花粉が出てきた。	めしべ。　先端（柱頭）と花柱。上側に湾曲している。

めしべ。　子房。	子房を輪切りにすると3部屋に胚珠が見えた。	輪切りの反対側の面。


茎も30ｃｍぐらいになると、垂れてくる。	各花序に細い苞葉が付く（↓）。つぼみの基部にも小苞が付く（↓）。これらの苞はやがて枯れ、小苞は外れてしまう。	開花直前のつぼみ。　ガク3枚、花弁 3枚。　夜中にこの状態になり、明け方開花する。4，5時間後花弁は溶けずに端から内側に丸まる。

花序。	花径3～3.5ｃｍ。花弁は下側に見える1枚の巾がやや広い。	めしべ1本。　おしべ5本に見える。

めしべもおしべも同じ側に向いている（花梗がある側）。	よく見ると、おしべの向きは少しずつ違うし、6本目の極小のおしべが見える（←）。	極小おしべの拡大。

めしべとおしべをばらした。	左の画像の両端のおしべの花糸がややねじれて見える。	葯室は2つあり、各葯室には裂け目が見える。

葯の先端に花粉の出る孔がある。	2つの葯室を切り分けると、葯の裂け目から白い花粉が出てきた。	めしべ。　先端（柱頭）と花柱。上側に湾曲している。

めしべ。　子房。	子房を輪切りにすると3部屋に胚珠が見えた。	輪切りの反対側の面。