キアノティス

キアノティス・ソマリエンシス　Cyanotis somaliensis

東アフリカ、ケニアが原産国のようです。高さはせいぜい25ｃｍぐらいですが、四方八方に茎を広げ

こんもりした外形になります。葉はやや肉厚で硬く長さ3ｃｍ、巾1ｃｍぐらいです。茎、葉（表、裏）に

白い毛が生えています。特に葉の縁には5ｍｍほどのやや硬い白毛が生えています。葉の先は細く

尖り手で触れるとちくちくと痛いくらいです。葉の表側は深緑色で、裏側は赤紫色がかっています。

　15ｃｍほどの花梗を伸ばし、苞葉あたり複数のつぼみを付けます。各苞葉に1度に1個の花が咲きます。

キアノティス属の花はおしべやめしべの形まで見ないと区別がつかないほど互いによく似ています。


こんもりとした外観の一部。	花梗。	花。おしべ6本。おしべの花糸に毛が生えている。めしべは見えにくい。

つぼみ。	ガク3枚。外側に毛が生えている。	花弁3枚。　基の方は筒状になっている。

めしべとおしべ。	めしべの先端部分。柱頭のすぐ下　の花柱は膨れている。	めしべの基部の子房。　毛が生えている。

おしべの葯。葯のすぐ下の花糸は　膨れている。花粉が葯の基部から　出ている。	おしべの葯を反対側から見る。　葯と花糸のつながり部分が見　える。	つぼみを開いてみる。めしべや　おしべの花糸はまだ白い。

もっと若いつぼみを開いて見る。　めしべ、おしべともに小さい。	おしべの葯に比べ花糸部分は　短い。	めしべはおしべに比べずっと　小さい。